[ゼルのお陰で笑顔にはなったものの、エーリッヒがカウンターに移動したのを見ると大丈夫かしら、と団長とエーリッヒの様子を交互に見た。
そこにかけられた声>>28に、きょとと瞬きをしたもののすぐに誰かわかって笑顔に戻った。
視線を動かせば少し離れたところに彼女の妹の姿もあり。]
あ、フォルカーちゃん。
エーファちゃんも、一緒ね。
─食べるもの?
あぁ、それなら厨房にまだ用意されているはずよ。
確かスープも残って…あ、スープは温め直さないと駄目かしら。
[アーベルのことだから多分人数分は用意しているだろうと思い、立ち上がって厨房へ向かおうと。]