誰にも理由言わなかったから、上手く行かなかったら帰って来辛かっただろうな。
それなりに夢が叶ってきたからこうしていられるしね。
[音楽で収入を得る事が出来ている、それを聞いたら両親はどんな顔をするだろう]
ん、いいよ、俺の音でよかったらいくらでも。
毎日少しでも弾いた方がいいし、聴いてもらえたら嬉しいから。
[演奏を、と言われたなら>>38二つ返事で引き受ける。
そうして、ワゴンを運んできた姿に声を掛け、頼まれているらしい勝手口へと向かうのを見送る。]
本当に、一人前の大工になったんだな、イヴァン。
[十年と言う月日はやっぱり長いと、昔馴染みを見て思う。
その長さは、ワゴンを運んできた彼>>34にも言えることだったか、こちらが声をかけるのに不思議そうに首を傾げて自分の名を告げた。>>36
その名前にやはり覚えがあって、少し考えて]