[最後にオトフリートの部屋をノックする。彼はまだ部屋に居ただろうか。居なければ姿を探し、呼び止めた]侍祭さんのことは聞いたか?[向ける話はライヒアルトがギュンターと同じように襲われていたこと。けれどそれはただの切欠でしかなく]──…何を考えている?[本命の問いかけは言葉短く投げるに至る。オトフリートへと投げる視線は、知ってるんだろう、と断定気味に問うていた]