― パソコン室前 ―[赤い、血の跡を残していたがそれも途中でうすれる。 膝と手についた血が、体温によってかわきはじめていたけれど、桜子自身は恐怖による寒さを、感じていた]――っ、蛍子、先輩……[パソコン室前にやってきたときに、ちょうど一之瀬がでていくところだったようで、その姿を見て泣きそうに顔をゆがめた]