[だけどそれきり、頭は痛む事はない。軽く頭を振って、もう一度頭を上げた時には、既にあの鮮やかな紅色は見当たらなくて]あっ、オリガさん、[アナスタシアさんを探して視線を動かした先、倒れているオリガさんがいた。先にサーシャさんが駆け寄って行ったから、足を痛めているなんて知らないボクはその場にとどまっていたけれど。むやみに他人に触れたらバレてしまうかも知れないし、というのもあった]大丈夫、ですか?[本人にか支える人>>50にか、声だけは掛けた]