それはとても幸せなことですね。
[>>53護りたい人は人狼でも護ると、意思を込めて言った人にもまた笑った。]
お嬢様が…そうであったら良かったなぁ。
でも使用人なんて、こんなもんですよ。
じゃなきゃ今こんな事になってませんし。
[とは、言外に自分以外の使用人が、逃げ出して橋まで落としてしまった事を指して言った。あっさりしているのには、そういう理由もある。
もしもヒューバートから、判定した人間の話を聞かなければ、彼女を護りもしたかもしれなかったが。そんな無駄な可能性について、口にするつもりはなかった。
二人が会話する分については、少し笑みの形を浮かべたまま、様子を見守っていた。]