■その他情報:長身痩身の青年。革のぴっちりしたスーツ着用。
腰にはホルスターに挿された拳銃。
そして、右手の人差し指と中指には切り裂く用途には明らかに不向きな対向した一対の爪。どちらかと言えば、『挟む』『掴む』といった用途の方が向いていそう。さらに、そこから伸びたコードは手首につけられた小型モニタへ。
肩にいつも止まっている鋼の鳥は『ゼロ』。
元は各地を放浪して、善悪問わず『獣を模す新種』や『獣人』を狩っていた。
3年ほど前に今のクライアントに召抱えられて、情報収集から暗殺までこなしてきている。
『獣人』への執拗な偏執は、幼い頃両親を殺されたから。
…………と、当人は言っているが正直眉唾物である。