お相手はんは……ああ、あの財団の。あ奴ん孫が連中の手に負えるはずがなか。力量見誤もうとるのぅ。おまんらの手に負えるんやったら、ワシらがとうに捕まえとる。[かつての『遊戯』の時に『始祖』である青年を。倒れ伏す使役者を見て、男は鼻で笑うのだった]─回想・了─