[取り留めなくめぐる思考。頭を振ってそれを振り払う。口許を押さえるままギュンターの部屋へと行けば日常では見る事のないおびただしいあかとシーツに包まれた人のかたちが映り込む。オトフリートが視線で伝えたそれ>>61に、いろなき顔で小さく頷き、重い息を吐き出した。] ――…恩人である彼の為に、祈りたい。[そう呟き、ギュンターの遺体の傍へと歩み寄る。]