いつつつつ…
[落下の反動のまま態勢を整えつつも強打した肩をさすって己へと真っ直ぐ踏み込んでくるカルロスを見据え]
それは私も同じですよ〜。というわけでお断りします
[トランプを数枚地面に突き立てれば、足場が塔の如く隆起して間合いを一気に離し、一枚のカード…『愚者』を取り出す]
愚かなる者はその愚かさゆえに…世の理も際限も知らず限界もなし
[朗々と口にしながら、『愚者』のカードを上へと跳ね上げ、帽子を取ってその中に入れる]
天も照覧あれ。私の派手な手品をね。
[片手にもちし帽子より突如出でるは、八本の長大な蜘蛛の足。
それは左右の風を切り裂きながらカルロスめがけて振り降ろされる]