―ギュンターの屋敷・広間―
半人前以下とは厳しいね。
でもそれくらいじゃないと薬師とか職人は務まらないのかも。
俺もよく怒られるし。
[音楽なら多少のミスも味の一つで誤魔化せるが薬はそうは行かない。
そう考えれば彼の師匠の厳しさも納得が行くところだ]
ユリアン……トラウゴット…
[告げられた名前>>69を反芻して記憶を探って]
って、馬具職人さんのところの、かな?
そうか、あの子は仕立て屋になったのか……
[男が村を出た十年前は、ユリアンはまだ少年だったし歳も少し離れていたから、あの頃と今を比べてしみじみと時の流れを実感する]