[ギュンターの腕を見ていたライヒアルトの口から『幻燈歌』の一節が紡がれる>>76。
示されたギュンターの左手にはほんの僅か、紅と異なる色があった]
これが、朱花…
[欠片過ぎて見てもいまいちピンと来ないけれど、そうだと言うのなら襲われた理由も理解出来るというもの。
その答えはライヒアルトが紡いだ一節にあった]
へぇ……旅人さんが。
何で知ってたんだろ。
[それは誰しもが抱いた疑問だろう。
オトフリート>>81やカルメン>>82に教えられ首を傾ぐ]
そーだな、考えたって分かんねぇ。
聞いちまった方が早い。
[これらのことは十分疑う理由になる。
とは言え、先ずは目の前を、と作業を続けることにした**]