[カルメンがこわいと言うのを聞き>>87感情の読めぬ旅人の眸に似たことを感じたのを思い出す。あらわにした痣を目にした彼女>>87の表情は今にも泣きだしてしまいそうに見えて、思わずその肩に手を伸ばすけれど、その手には遺体を弔うときについた赤があり、触れる前に、静かに下ろして] ――…ああ、ありがとう。[案じてくれているのだと受け取り、礼を返す。] 人狼にとってこれが甘美なるものなら、 見出す者の盾となり時間を稼げるかもしれない。[小さく呟き、隠す心算はないことを示す。]