[そうして、繁華街を足早に抜け、帰路についていたのだが、丘の斜面に石段と鳥居がある場所でふと足を止める。](……神社、か。そういえば、神楽とも久しく会ってないな。相変わらず、サボってお茶飲んでるんだろうが……まあ、今度茶菓子でも持って遊びにいってやるか。)[石段の先を見上げながら、ぼんやりと物思いに耽っていた。]