[だが、ユリアンの足は限界だったようだ。壁に背を預けた姿勢でずるずると座り込んでしまった。「恩人である彼の為に、祈りたい」>>63というライヒアルトの宣言めいた言葉は聞こえたけれども、彼がギュンターの遺体へと歩み寄>>63っていくのより、促されるままに廊下に出て>>65いくエーファが気になり、ユリアンの視線はその背中を追う。]