……保健室にまだ、シーツかなんか、のこっとるかな。
それ持ってきて、くるんでやって……そいや、高峰先輩って、どこに……いてるんだっけ?
[亡骸があるのか、という問い。
どう言葉にすればいいのかわからず、言い回しは、生きているものに対するそれのようになった。
答えを得たなら、そうか、と言って。
それから、ようやく戻り始めた冷静さで、潜伏継続ができなくなっている事に、気づいた。
春陽には携帯を確認するのをまともに見られているし、メールの事も告げた。
蛍子たちも、落ち着けば何故自分がいきなりマリーの事を聞いてきたのか、疑問に思うだろう]
(……こーなったら、腹、括るかねぃ)
[死ぬ気はない。生を諦める気はない。
だから、最後まで足掻く心算ではいる。
春陽が本当に自分の相方能力者であるかもわからない、確信なんてどこにもない。
ないない尽くしなら、動いた方がマシ。
そう、思った]