[モニターを確認することはどうしても出来なくて。
何もしないでいると恐怖に崩れてしまいそうだったから、桜子と友梨を気遣い動くことでそれをごまかし。
>>101桜子から礼を言われると、弱く微笑んで頭を振ることでそれに応えた。]
…少し、落ち着いた?
あぁ、まだ座ってた方が、…うん。
あ、手、拭くもの持ってる?
なら、私はちょっと外片付けてくるね。
…え、私? んと、ちょっとだけだから大丈夫。
[そう言って、入り口前の硝子の破片を片付けに出ようとして。
彼女から服に血をつけてしまったかと問われると、ようやく自分の方を見た。
言われてみれば確かに多少移ってはしまったけれど、着替える程ではなかったので気にしないでと応え外に出た。]