俺が「場」とか『幻燈歌』についてある程度知っているのは……
以前立ち寄った村で、昔同じような事件があったって聞かされたからなんだ。
[村はずれに石碑のある村。そこに書かれた慰霊の言葉。
だけどそれも、もう伝承のようになっていて]
古い話だから『幻燈歌』と同じ「昔話」だと思ってたんだけどな。
[自分の知っている話をそんな風に伝えては見るけれど、どこまで信じるかは彼次第と考え、無理に信じさせるような事は言わず。
食事を終えたユリアンが席を立つ>>117のを見送って]
お伽がお伽じゃなくなってしまったし
信じがたくても起きてしまった物は変えられませんけど…
俺にもどうしたらいいのかわからないしなぁ。
[そんな風に言いながら食事を進めていく。
それがどこまで本当か、それは男の胸の内。*]