にしても、まぁ[廃墟をうろつきながら、あちこちの廃屋を覗き込んで]本当に何にもねぇ所だよなぁ。せめて缶詰とかレトルトとか…ん?[崩れかけた戸棚の下に何かを見つけ、それを無理やり引っ張り出す]缶詰発け……何だ、動物用かぁ。[朽ちかけたラベルには可愛い猫が描かれている。いわゆる「猫缶」である]……んー、いざとなったら食えるかもだし…持ってくか。[そう言うとそれを袋の中に放り込んでその廃屋を出た]