―広間―
[やがて、広間にギュンターが現れる。
それと主に現れた初めて見る男の顔>>120に怪訝そうな視線を向けたのは一度だけ。
そうして、屋敷の主が険しい表情で口を開き、語り始めるのを聞いた]
……え…?
[歌い手の死と、それが人の手による物ではないだろうと言う所はこの目で見て知っている。
『幻燈歌』との符号は偶然だろうと「思い込もうと」した。
だけど、その先、中央教会からの書状。予測されていたという話と
旅人の落とした呟き>>121に、広間がざわつき、声をあげるものがある中で]
………やはり…「場」が出来た、という事ですか。
[と男は呟き、どこか諦めたような吐息を零した]