[「場」について問われたなら、自分も聞いた話であると前置きして話を始める]
『幻燈歌』を聞いたとき、符合するなとは、思ったんです。
“月巡り、刻巡り、『場』が築かれしとき。”……
[詩の一文を挙げて話を進める。
時……満月の夜
場所……他から隔絶された、或いは封鎖された空間
そして、人……特別な定めをもった人々
これらが揃った時「場」ができるのだと]
人、というのは……これも多分、『幻燈歌』に登場する物でしょう。
つまり、闇の者と光の者。です。
そして……「場」が出来てしまったら、もう止められない。
終わるまで、誰もここから出られない……
[「終わるまで」をれがどういう意味かは、ギュンターや旅人の言葉から察する事ができるだろう]