ねえ、エーファ[ぽつり、男が名前を呼ぶ。先程までと少し違う声音で] さっきの話、少し聞こえたんだけど…… そうか……君が 「見出すもの」だったのか。[くつり喉の奥で笑うような声を零し、皮を剥きながらエーファを見遣る。どこか楽しげに口元を三日月に歪めて目を細める。その様子は、どこか危険な物を滲ませていた。*]