― 大広間 ―
[伏せた眸にサーシャの表情>>119は見えず
空気が緩むような感覚を覚える]
元気になる事がお返しになるなら
今はご厚意に甘える事にします。
[明るい音色に視線持ち上げ微笑みを浮かべた。
キリルの手許にある水とタオルが台に運ばれ
サーシャ>>120の手に渡るをみて、手際の良さを感じる。
差し出されたタオルを両掌を見せるようにして受け取る。
ひんやりとした感触と仄かな柔らかさが心地よく双眸が細められ]
ありがとう。
冷たくて、気持ち良いです。
[ソファーに座ったままそのタオルを額に宛てがい息を零した。
水面には触れぬままの手指は
濡れたタオルからうつる仄かな湿り気を帯びる]