[夢の話が一段落した頃、廊下を歩きながら、ユリアンがもう一つ話題を持ち出してきた>>117]
うん、なんだ?
[夢のことじゃないんだけど、と前置いての言葉を先程と同じように黙って聞く。
内容はユリアンが抱いている不安のようなものだった]
侍祭さんかぁ…。
冷静っちゃあ冷静ではあるよな。
聖職者だからだと思ってたけど。
そっか、ユリアンにはそう見えるんだな。
[ユリアンが辿った経緯を思えば無理もないと言えよう。
ライヒアルト自身がどう思っているかは分からないが、ユリアンにしてみれば何気ない態度でもそう捉えてしまうこともあるだろう]