[風の刃は、落ちてくる流れをすぱっと断ち切り。それきり、砂は落ちてこなくなる]……るー。[上がるのは、安堵の声]これで帰れる。ですよ。[動きの幅を狭めていた──と言っても、ドリュアスには余り関係ないのだけれど──流れも、いつの間にか止まっていた。それと確かめたドリュアスは、ぽてぽて、ぽきゅぽきゅ。出口へと向かったのでした**]