……で。そうだって言ったら、どーすんの?[こてり、と首を傾げる姿はどこかあどけない、けれど。見上げる蒼の瞳には、揺らがぬ意思の光が覗く。やり取りは短かったけれど、蒼花持つ者とのやり取りは少年に信という名の支えを与えていた。それが、祖父に対して抱いていたものにも近しい、とは。彼の人が朱花たるを未だ知らぬ身には、気付く由もないけれど。*]