─ 廊下 ─
[「独りぼっちで残されるの、辛い、からね」>>146
その立場になったばかりのエーファが言うと、重く。]
そうだね。
[短く答えながら、自分も近い状況だと思った。
にぃ、と鳴く黒猫>>146モリオンを横目で見て、ビルケはもう長くないだろうと改めて覚悟する。
エーファが不器用に慰めの言葉を綴る>>147のへも微笑み、]
ありがとう、心配してくれて。
ぼくのほうが歳上なのに、ちょっとみっともないね…。
[「俺は、俺に出来る事を、全力でやる、から」>>148
と宣言されると、真剣な顔つきで頷いた。
生真面目なエーファにはその決意が生きる力になるのだろう。]