─ 談話室 ─
[たどり着いた談話室には既に数人、昨夜の宿泊者が集まっていた。
その中の見知らぬ顔に首を傾いでいた所に、エーリッヒから紹介>>154がされて]
……そうでしたか。
シスターは、難儀されている方に手を差し伸べるのを惜しむ方ではありませんでした。
俺も、そうあるように、あれるようにと、日ごろより言い付かっております。
そうでなくても、今は村まで降りる事も叶いませんし……道が開くまでは、どうぞ、ごゆるりと。
[滞在を拒む理由はないからこう告げて、それから]
俺は、ここの図書室で司書を務めるライヒアルトと申します。
何かありましたら、遠慮なく。
[名乗りと共に一礼し、場に居る人々のためのお茶を淹れて。
席に着く前に、蒼の小鳥を連れてくるべく、自室へと足を向けた]