……話は聖殿でも出来る。 長老がいた方が判る事も多いだろう。[狐の同意も得、彼等の気の変わらぬ内にと聖殿へと促す。 眠るエリカはアヤメが運ぶと仄めかしたので任せ、嫌がり逃げようとするネロの襟首を引っ掴んだ。] …………行くぞ。[話は通じないだろうと問答無用で湖へ向かい飛び立つ。 重みと暴れる体で湖面すれすれになりながらも、無理矢理羽ばたいて高度を取る。 元から重く、荷を運ぶに適さない翼での乱飛行。興味を引かれたか、なんとか大人しくなったネロを抱え*一路聖殿を目指す*。]