[呼びかけに返る声>>172。見ればその瞳からは雫が零れていた]─── そ っか、ずっと、いてくれたんだな。[伸ばされる手>>173を掬うように己の手を重ねる。生ある時ですらこのように触れたことはなかったが、それは自然に為されて]謝ることなんて何も。…俺も、何もしてやれなかった。最期に気付いてやれなかった。すまない。[謝罪を紡ぎながら重ねていた右手を浮かし、カルメンの頬に添えて親指で雫を拭ってやる]