― 第3階層・とある研究室 ―まだ触ってないよ!あとガキじゃなくてオーフェンっ![馬鹿正直に言いながら、掴まれようと手を伸ばされると、反射的に逃げようとしてぐるっと回って机に引っ掛けすっ転んだ。ついでに机の上のレポートやら何やらがばさりと落ちていく。幸い器具的な物はなかったが。そんなわけで、襟首掴まれて猫の子みたいにぷらーん、となった。見つけたらどうする、そう質問されるときょとんと瞬いた。]見つけたら頑張ってやっつけるんだろ?[そう聞いていたから、不思議そうに。]