[初見の時は、徹夜明けで公の場に出る、という状況に煙草が吸えない事が追い討ちをかけていたため、さほど饒舌ではなかったから。
もしかしたら、印象はだいぶ変わって見えたかも知れない。
ともあれ、食事を済ませたなら、通りに出て]
さて、と。
んじゃ、俺は当初の予定通り、買い物に行きますかね。
白井氏はどーすんの?
[軽い口調で問いかける。
雪夜がどこかへ行くというならその場で別れ。
何かしらあって付き合う、というなら、それを止める気はなく。
行きつけのコーヒーショップでコーヒーとパンを補給すると、ふらり、中央広場の方へと足を向けた]