おはよう、レーネ。 薪取ってくるから、後でいいよ。 ありがとう。[幼なじみに返す声は、常よりしっかりとしていた。弱気な表情も、かと言って微かな笑みも、浮かんではいない。 音の正体は気になったが、イレーネが近付くのが見えたから、任せることにした] おはようございます、ローザさん。[彼女にも外に行く目的を告げて、足を進める。撫でられるのを避けはしなかったが、特に反応は示さなかった]