……そんな風に思われてたなんて考えもしなかった。[自分にとっての月はカルメンだったから、同じように思われていた>>212など思いもしなくて。カルメンの頬で重なる手が握られるのにまた少し驚いて、呆けるような表情で彼女を見ていた。重ねられる感謝は微笑みと共に。再び零れる雫に小さく笑って、カルメンの額に自分の額を合わせた]どーいたしまして。…………なぁ、 これからも傍にいてくれるか?[いずれ離れる時は来るだろうけれど、それまでは共に在りたいと希う**]