[春の言葉に目を瞠る。パソコン室へと向かおうとしていた動きも一瞬止まり]如何して、春がそれを言うの?自分の事は自分が一番よくわかってるけど、さ。[春が歩み出せばそれに続き薄暗い廊下を進んでゆく]――…嗚呼。[漸く合点がいった。彼がこの状況で信用しきっていた理由。それがすとんと落ちてくるのだけれど]春、キミに配られた配役は、何?[確かめるような紡ぎを向ける。パソコン室が徐々に近付いていた]