人狼物語 ─幻夢─

64 滄に揺らめく銀鏡


研究生 エーリッヒ

伝承は、伝承のままの方が。

[>>319 言われた言葉を小さく繰り返す]

……誰だって、そう思う、よな。
俺だって、研究、進めてて。
ずっと、そう、思ってた、し。

[けれど、今は自分も伝承の一端。
なんの力も持たぬ身で、できる事はあるか。
何も出来ず、喰らわれるのがオチじゃないのか、と。
そんな事を考えていたら、ふと、白の中に見たものを思い出して]

……っ……。

[身体の奥がずきり、と痛んだような心地がして、とっさに胸を押さえる。
ずっと持ったままだったカップが手から離れ、落ちて行くのを視界の隅に捉えつつ。
不安げに鳴く猫を撫でながら、しばし、そのままの姿勢で目を閉じた**]

(331) 2011/01/12(Wed) 00:28:04

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