うん。
…ありがとう、ゼル。
[ゼルの言葉>>321に素直に頷くのは、彼の母にも良く同じことを言われるからで。
それでも、ゲルダも居るところで弱音や不安を言うのは躊躇われてひとまず礼を告げただけで留まった。
体調を落ち着けようとしている時に触れられた手>>322は誰のものかわからなかったけれど、その仕草は優しかったから怯えることもなくそのまま受け入れた。
ゲルダから料理は出来るのか心配されれば>>323苦笑して頷いた。]
一応、最低限必要なことは教えてもらっていますから。
[そう言って野菜を取り、スープの具にするならと少し細かく刻む手際は悪くないもの。
これもゼルの母から、生活に必要なことは身につけなさいと指導されたから出来るようになったもの。]