―食料庫の入り口―まさか……、ね。[ふるふるとヴェールを揺らし嫌な考えを振り払おうとするがその考えが消しきれるだけの何かも無く]やっぱり帰ろうかしら。こっそりと、少しだけ、なら……[独り言ちていれば名と見透かすようなライヒアルトの紡ぎ>>336が微かに厨房の方から聞こえくるりと振り返り其方を覗く]