─ 広場 ─
[宿に戻る前に、地底湖に行って、気を鎮めよう、と思いつつ差し掛かった広場。
出入り口側に視線を向けるものの、何か変化があったようには見えない]
逃げようなし、か。
……やな状況だな。
[ぽそ、とそんな呟きを漏らしてから視線を巡らせて。
中央のベンチに見えた姿>>363に翠が止まった]
…………。
[そういや、出てくる時になんかきつそうだったような、と思い返す。
ノーラが声をかけていたのと、自分の内に色々とこもっていたから、何も言わずにいたのだが]
よお。
動いて、大丈夫なのか?
[大丈夫だからここにいるんだろう、と思いながらもこう、声をかけていた]