その疑わしさの線引きがいまいち曖昧でなあ。俺のようなよそ者はまだしも、女や子供までってのは……[ヘルミーナの方をちらりと見やって、片眉を跳ねさせた。災難だったなあ、とのダーヴィットの言葉には、いやいやと首を軽く横に振って]俺はある程度覚悟済みだよ。よそ者を信用しろってのは無理な話さ。まあ、ゆっくり自分の潔白が晴れるのを待たしてもらうよ。