─ ギュンターの部屋 ─ ─── うん。[逃げの言葉に向けたのは、笑みだった。ひょっとしたら彼は人狼かも知れず、そうでなくとも偽者と決め付けられてもおかしくない状況だ。それを保留と言ってくれたのが嬉しかった] 覚えておいて。[別段口止めを求めるつもりもない。今はそれで充分だと、幼馴染にこくりと頷いた]