わ、ぁ!?[少女の姿は止まらず。こちらも歩き出していたので受け止めるには些かバランスが悪く。抱きとめる格好のまま背から倒れ、草原を転がる。ようやく止まった時には、少女が上から覗き込んでいて]まったく。貴女には敵いませんね。いつも迷いなくまっすぐにやってくる。…ええ、分けていただけますか?いつまでも情け無い顔でいなくてすむように。[手を伸ばし、赤髪についたままの草をそっと払う]