―工房『Horai』客室―何でも、か……。今手元にあるのは、小さな銀の耳飾りが2つと、ラピスラズリのブローチが1つ、くらいなの。[大きな翡翠に見つめられ、少し視線を彷徨わせ今ある品を一つ一つ思い出しながら、少し首を傾げた。]もう少し種類があったほうが良いなら、1つ、2つくらいならそれほど待たせずに渡せると思うわ。[今請けてある仕事と、自身の体のことを考えて無理の無い範囲を答えた。]