ちまちま撃ち合ってても、ラチあかねーな、コレ。
……とはいえ、捕えられれば、どーにかなる、かね。
[決定打には至らぬ銃撃に小さく呟く。
しかし、動きの軽さからして、相手機の装甲はさして厚いとは思えない。
なら、一気に踏み込めれば。
そんな事を考えていた所に撃ち込まれる一閃]
……さっきのダメージからして。
真っ向はいらにゃ、結構、耐えられる、な。
[なんか、物騒な呟きを漏らし。
選ぶ操作は後退でもサイドステップでもなく──前進。
左腕を翳し、防御姿勢を取りながら相手に向けて機体を加速させる。
光は左腕の装甲を焼き、一部を弾き飛ばすが、ぎりぎり、腕自体は持って行かれずにすんで]
……いよっせい!
[相手の真下まで距離を詰めると、ブーストをかけ、一気にジャンプ。ついでに、牽制代わりに右手のマシンガンを投げつけた]