新人 フラン

フラン。フラン・オリヴェーロだよ、ノブさん。
――じゃあ、ノブさんを破産させるために頑張らないと。

とりあえずは、超汚いフィルターの掃除をサボってからね。

[相手の目を見て、さらりと名前を告げた。
　時間が迫っていたから、すぐにまた加圧室は目指したけれど、見られることを意識して広げた腕、さっきよりも楽しげに揺れていた]

[それは、目的地に到着しないかもしれないなんて、この人に殺されるかもしれないなんて、これっぽっちも考えていなかったころのこと**]