[先程と違い、影を動かす程の力も無い。どうと倒れ込み、その痛みで遠退きかけた意識が戻って来る]…ははっ。あぁ。まったく、きみにはかなわないね。[仰向けに倒れたまま、近付いて来た友人の顔を見上げる。満身創痍でありながら、何処か楽しげに返した]しかし困ったな。癒しのほうは、あまり得意じゃないんだが。[さして困った風でもなく、そう付け加えたりもして]