人狼物語 ─幻夢─

92 Schlachtfeld 13


小説家 エラリー

[居間について、とりあえずドアを叩き声を掛け、返事を待って中へと入る。
師匠はいつになく機嫌がよさそうで、それを見た俺は逆に怪訝な表情になる]

……どうしたんですか、師匠。

[居間のテーブルにはしっかりとお茶の仕度まで整っている。
普段の修練の報告にはありえない光景に裏を感じたのは、師匠の日頃の行いのせいだと俺は言いたい]

「たまにはいいじゃろう?件の楽士にはちゃんと会えたかの?」

………見てたくせに……ん、ちゃんとあって俺の目的は果たしてきた。その件で色々師匠には突っ込みたいところだけど……ま、いいか。

[椅子の一つに腰掛け、自分で茶をカップに注いで一口啜る。
かなり適当な報告ではあるけれど、報告は俺がちゃんと必要なことを選択して伝えられるかと言う見極めも兼ねているようなので、師匠からの突っ込みがなければそれで大丈夫なのだった]

(760) 2014/03/23(Sun) 23:46:53

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