止め切れぬのも間違いない。まったく厄介な事だが。Offnung.[糸から逃れ視線を注ぐのは鮮やかな緋色。ザワリと髪が浮き、周囲の空気がバチと音を立て始める]だが消耗するのも当然嬉しくはない。行くよ。[刃のある左手ではなく、素の右手を天に向け上げる。集められた体内電流は右腕に集い、光帯び始めた]Speer![宣言の後、振り下ろされた手は当然銀翼の孤狼を真直ぐに指す]