さてさて、これにて、インフィニティデッキにおける私の手品も閉幕とさせていただきます
[誰一人客がいないのに。人前でするような態度で礼をとりいつもの営業スマイルを浮かべる。それは一体誰に向けたのか。過去ここに住んでいた人々の…平穏を夢見る念へか。それとも動くこと叶わず全てを見続けてきていたこの土地や建物たちの…争いではなく人々の宿りになるように迎え入れたかった念にか]
最後までご観覧。ありがとうございました
[それは手品師にしかわからぬだろう。
そしてその手品師はいつまでも気まぐれで。だから誰も知ることは叶わないのだ]
それでは…またいつかお会いできることを
[最後の一礼。...の体が端から徐々に壁の色と同化…もしくは体が細分化していくように消え行く]