─墓標前─ああ……そうだな。[なんだかんだと、皆に構われていた猫。だから、大丈夫だろう、と思うものの。こちらが見えるのか、じい、と見上げてくる視線には、やはり苦笑が零れた]色々あったけど、上手くまとまりはつきそうだし。……これで、ここから解放される……のかな?[言いながら、空を仰ぐ。死したものはどこに行くのか。それは、以前考えては放棄した事の一つだった]